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生きたまま埋められる夢

怖いンすから、ほんと。
ナンチャッテストーリーテラーみみずくです。

初めてこんな妄想に囚われたのはたしか、小学校五年生位の頃だったでしょうか。
きっかけとか、全然覚えてないんですけどねぇ。
多分映画か何かだったんじゃないでしょうか。
十年以上経った今でも時々思い出します。

夜、布団に入って寝ていると、大勢の大人達がやってきて、眠っている私を箱に詰めます。
蓋を閉めて釘を打って、地面に埋められます。
あるときは、箱に土が振る音を聞き。
あるときは、完全に埋められた後、真っ暗で狭い箱の中で目を醒まします。
箱は狭くて身動きがとれない、何も見えない、箱は木で出来ていて引掻くと棘が刺さって皮膚の下に残った。泣いても叫んでも外には聞こえないし、もう二度と外に出る事はできない。
昔は本当に恐ろしくて、夜寝れませんでした。
夜中に誰が襲ってくるとも限らない、どんな時も油断してはいけない。
いつ、誰に恐ろしい恨みをかうとも知れない、どんな悪事もはたらいてはいけない。
私は埋められる。アノ人たちに許してもらわないといけない。
許して、許して、許して許して許して許して許してごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・
とね。いやー本当に布団にもぐってガクガクブルブルしてましたねぇ。
ぶっちゃけた話、人格形成に影響しました。

しかし何ででしょうね。

妄想の中とはいえ、本来ならトラウマになっておかしくないような思いをしたのに。
”生き埋め”をモチーフにした作品や物語に強く惹かれます。
きっと、私が知っているこの世で一番恐ろしい事を、他の人が知り、同じ恐怖を味わうのが楽しかったり嬉しかったりするのでしょう。

で、アレですよ。この後私が猟奇殺人か何かを起こしたりすると、もうベタベタなホラー映画でありますからー。
ささやかな狂気としてココロの栄養にしていくのが正解なんでありますよ。
皆さんも寝るときに一度、想像してみると良いデスヨ。

by mimibrog | 2006-10-11 23:08 | 徒然と日記  

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