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昼休みの会社から

移り変わる時代とか意識してみる今日この頃。

このところ、萌えとかコミケとかの知名度が数年前とは格段に違ってきてますね。
最近までは私自身がその分野を身近になったことから、そういう風に感じてただけだと思ってたんですが、どうやら違うようです。
昨今の萌えブームっていうのは、やっぱり電車男の影響が大きいとは思うんですね、インターネットやコンピュータの普及率が高まるにつれて潜在的なニーズが高まっていた時期に、まさにタイムリーに「一般的な公共の場」でエンターテイメントとして表に出てきた、そこでその潜在的ニーズが爆発したわけです。
まぁ電車男の場合は、奇抜なコンセプトと小奇麗なストーリーが話題を呼んだわけですが。

と、こういうのは何処でも言われてて今更ーって感じなんですが、果たしてそのニーズが高まっていた要因っていうのは何なんでしょうか。
ネットや漫画とか色々なメディアでの要因はあるんですが、今日はそんな中でアニメーションに限定して、その要因ってやつを考えてみました。

まず一点は、近頃のアニメの、映像のハイクオリティ化があると思います。
アニメ作成側ではCGを利用することで大幅に時間と費用を削減でき。更に表現の幅もひろがりました。結果クオリティは上がり、観客側も「良く分からないけど凄い」風な見方ができるわけです。作画におけるデッサンも高水準なものになり抵抗感や嫌悪感といったモノも大分薄まるんじゃないでしょうか。

そしてもう一点、やはり隠れアニメファンが案外多かった。って事じゃないかと思うんです。
もうそろそろ10年近くになるでしょうか、地上波アニメとしてTV放映された新世紀エヴァンゲリオンが社会現象となりました。おそらく今の10台後半から20台中半くらいの世代の人では知らない人は殆ど居ないでしょう。
この作品が世の中に与えた影響は言うに及ばず、当時ではTVアニメとしては明らかにオーバークオリティであったこの作品、更に「なんか難しげな話」「生々しくて人間くさい登場人物」が次々とファンを作っていったわけですね。私もコレでアニメ好きになったクチです。
これを期に、アニメにのめり込む若者が急増した訳ですよ。
そこからアニメスキーが次々と培養されていくには十分な時間をおいて、CLAMP原作のNHKアニメ「カードキャプターさくら」が一部の層で大ブレイク、萌えブームの基礎を作りました。NHKの暴挙、もしくは陰謀です。
そうやって隠れアニメファンが増えていたわけですよ。

そして現在、そんなこんなで増えに増えた隠れアニメスキーも学生から社会人になり、十分に世相を変化させていくことのできる世代になりました。
アニメが好きで好きでしょうがない人はアニメを自ら作る事ができるようになりましたし、作る力の無い人も、いくらでも観れる経済的な力がつきました。
そんな世代が中心になっている現代なので、広義の「おたく」という言葉はそろそろ死語となり、より限定された「アキバ系」という言葉も生まれました。この「アキバ系」という言葉も今後より細分化され、いろんなカテゴライズがなされていくのでしょうね。「油系」とか「メガネ系」とか?そうして徐々にに混沌化していき、いずれは社会に浸透し、言葉は消滅するのでしょう。


しかしてこの萌えブーム、見ようによっては物珍しさにおもしろがって「アキバ系」を晒しあげてる風にも見えますね。

by mimibrog | 2006-01-04 13:52 | 徒然と日記  

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