みみずくです。
中央集積回路、いわゆるCPU。
"電気が通る/通らない"の0と1を制御する素子系はどんどん進化していますよねぇ。
古くは電信機、ツー・トン・トンなアレから真空管になってトランジスタが出来て、いまじゃ電子素子の集合体による制御ですよ。もう目に見えないレベルですよ。
なんでも電子素子による制御では既に理論上これ以上の集積化が不可能な段階が見えてるとかで、これ以上の集積化(回路の小型化)が進むと、外界からの電子による干渉が起きてしまう(量子力学的効果)んだとか。
あとは実現できる技術発展を残すのみなんだとか。
これ以上の回路の集積化が無理ってんで、現在は量子コンピュータってのも研究中なんだそうです。
量子力学っていうかっこよさげな学問がありまして、そこでは物理世界において観測可能な最小単位に"量子"というモノがあります。※注
この"量子"、最小というだけあって人の目に見えるように光や電子を当てただけでも状態が変わってしまうという代物。
それをみみずくのような素人にも分かり易く説明しているのが「シュレディンガーのぬこ」なんだそうで、解が"1と0が50%"(状態の重ね合わせ)になるとかいうもう訳わからん状態が壱単位として成り立っているのだそうです。
要するに、人間が観測した瞬間状態が変わる(観測できない)程の小さな単位を運用したいが為の学問ってヤツですよね。
そういった状態の重ね合わせ理論をコンピューターに取り入れたのが量子コンピューター。
従来のコンピューターは1ビットについて、その瞬間で1または0のどちらかしかあり得なかったのですね。
量子コンピュータでは、状態の重ね合わせによりひとつの電子についても2つの状態が等しく存在するので従来の1ビットの中でも2つの演算が可能となる訳です。
ビット演算では個数が増える毎に指数的に演算数が増大するので、それこそ厖大な演算処理が可能になるといった具合なんだそうな。
ただ問題もあるようで、従来のコンピューターとは基本的なつくりが異なるので、この量子コンピューターが一体何に使えるのかが今ひとつ判んないらしいです。
ついでにコンピューターのアーキテクチャ(基本構造)自体も非常に難しいらしく、論理的にも物理的にも、やっぱり使う人が理論に追いついてないんだそうです。
※注
量子には電子、陽子、中性子、光子、ニュートリノ、クォーク、等々が定義されてます。
その小ささ、原子の1000分の1!
いろいろと小難しい事も勉強しましたが、とりあえずノエインの中で言われてた専門用語とか展開が理解出来るようになったのが一番の収穫だったでしょうかね!!